最近また、「オリオン座流星群」がピーク!という話題を
テレビで目にしました。
流れ星というと、私も小さい頃はめったに目にできないもの、
見えてる間に願い事を唱えると願いが叶うものということで、
かなりレア感の高いものでしたが、
最近毎年毎年一年の間に何度か「今夜は○○流星群の見頃!」なんて
ニュースを目にする様になりました。
実際に空を見上げて観たりはしないので、私の中で流れ星のレア感は健在なのですが、
毎年話題になる流星群ってどういう仕組みで起こるのか?
そこからなぜ毎年起こるのか?
気になったので調べてまとめてみました。
流星群はなぜ起こるのか?
まず、流れ星とは?
流星(りゅうせい)
原因としては流星物質と呼ばれる太陽の周りを公転する小天体が、
地球(または他の天体)の大気に衝突、突入し発光したものである。
流星の元になる小天体は、0.1mm以下のごく小さな塵のようなものから、
数cm以上ある小石のようなものまで様々な大きさがある。
こうした天体が地球の大気に秒速数kmから数十kmという猛スピードで突入し、
上層大気の分子と衝突してプラズマ化したガスが発光する。
(小天体が大気との空力加熱などにより燃えた状態が流星として見えているわけではない)
これが地上から流星として観測される。
通常流星は地上より150kmから100km程度の高さで光り始め、70kmから50kmの高さで消滅する。
しかし、元の小天体が特に大きい場合などには、
燃え尽きずに隕石として地上に達することがある。
なお、見た目に消滅する場合にも流星塵として地球に降り注いでいる。引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/流星
要するに、宇宙空間にある塵とか石と、地球がぶつかる(すごい勢いで。
相手が飛んでくることもあるし、そもそも地球がものすごい速さで動いている(公転)ので。)
ときに、地球の大気の分子とぶつかってプラズマ化して光るということです。
では、本題の流星群とは、
流星群における、この宇宙空間にある塵や石は、
彗星(すいせい)や小惑星がこぼれ落としてばらまいたものと考えられていて、
この彗星や小惑星のことを流星群の母天体(ぼてんたい)といいます。
母天体は太陽の周りを決まった軌道を公転しているので、
その決まった軌道に、塵もばらまかれて漂っています。
流星群とは、その決まった軌道にばらまかれた塵の中に
地球が公転で、突っ込んでいくことで起こります。
なので、毎年決まった時期に流星群は起こるのです。
地球の公転に起因しているから。
流星群の名前について
○○流星群という名前についてですが、
流星群は、空の1点から放射状に降り注ぐように見えます。
その1点のことを放射点(ほうしゃてん)といいまして、
この放射点に近い星座の名前がつけられています。
なのでオリオン座流星群は、オリオン座の近くから降ってくる
ように見える流星群のことです。
代表的な流星群とその時期
毎年、たくさんの流れ星が見られるとして、
「しぶんぎ座流星群」、「ペルセウス座流星群」、「ふたご座流星群」
は三大流星群とよばれています。
しぶんぎ座流星群
1月1日~1月7日頃
ちなみに余談ですが、
「しぶんぎ」ってなんだろう?って思ったので
調べました。
「四分儀」で、昔使われた天体の高度を測定する為の
天体観測器械です。
↓こんな感じの
ペルセウス座流星群
7月17日~8月24日頃
ふたご座流星群
12月5日~12月20日頃
オリオン座流星群
10月2日~10月30日頃
しし座流星群
11月10日~11月25日頃
この期間が塵の周辺を地球が公転している時期で、
最も流れ星が見られるとされる日に、テレビなどで
騒がれ話題になります。
その前後数日は、数が少ないとはいえ流れ星が見られやすくなります。
また、「○十年ぶり、大規模な流星群!」っていうのは、
塵がより過密なところへ地球が突っ込むと予想される年に
話題になります。
まとめ
流星群なんて小さなお子さんからしてみたら
たまらない出来事でしょう。
お子さんと一緒に流星群を眺める方も多いのではないでしょうか?
そんなお子さんに「なんで流星群って起こるの?」なんて
聞かれたときに、お役に立てれば良いなと思います。